Value私たちの価値と未来
ステンレス一筋70年、
信頼と技術を積み重ねて
1957年に日本製鉄の前身となる企業から、製造業務の一部を委託される形にて事業をスタートさせた当社。創業から70年近く、ステンレス一筋でその専門知識と、技術を磨き続けてまいりました。
現在では、業界屈指のステンレス鋼板の品揃えと迅速な対応力を誇る「下松工場(コイルセンター)」、高度な意匠性と機能性を研磨技術によって実現させる「南陽工場」、そして日本製鉄山口製鉄所構内における3つの製造拠点に加え、本社と2ヶ所の営業所を擁するまでに規模を拡大しています。顧客の目的や課題解決に応じたステンレス素材の選定から研磨・加工、表面処理加工までの一貫した管理・製造ができる国内唯一のステンレス研磨メーカーとして、電子部品やカード、プリント配線板などのエレクトロニクス業界をはじめとするさまざまな業界に向けて、ステンレスに関わる課題解決やコンサルティングを行っています。
当社がこれから見据える未来とは」
太華工業株式会社 代表取締役社長中川 智加良

Strengths太華工業の強み
ステンレスの「製造」から「切板」、
「研磨」を
ワンストップで対応できる
唯一のメーカー

顧客理解からはじまる
現場力・課題解決力
当社のステンレス鋼板は、エレベーターの内装やビルのエントランス、ターミナル駅のモニュメントから電子部品・半導体分野まで、幅広い領域で活用されています。
これらの製品は顧客からの要望をもとに開発・製造されますが、特にICカードや電子部品といった半導体分野の案件では、「どのようなステンレスが必要か」「どのような研磨方法が適切か」を顧客自身も分からない状態でご相談いただくことがあります。
こうしたケースでこそ、ステンレスのプロである当社の真価が発揮されます。まず営業担当が顧客から伺った話や他社事例を参考に仮説を立て、ステンレス研磨品のサンプルを作成します。その後、顧客とともに検証を重ね、一つひとつ課題を解決しながら製品精度を高めていきます。
当社の強みは、蓄積した実績やノウハウをもとに顧客要望を叶えるだけでなく、ステンレスのプロとして「+αの付加価値」を提供できることです。素材選びから研磨技術、表面処理技術までワンストップで対応し、高い意匠性と機能性を兼ね備えた高品質なステンレス鋼板をお届けしています。

業界屈指の品揃えと、
幅広く迅速な対応力
当社のもう一つの強みは、あらゆる課題解決を支援する強固な生産体制が構築されている点です。
業界屈指の品揃えと生産能力、品質管理体制を誇る当社のコイルセンター(下松工場)では、顧客の多様なニーズに対応するため、豊富なカット・研磨が可能な設備を有しています。必要な時に最高品質の製品を提供できるよう、厳格な品質管理体制のもとでステンレスを保管しています。
南陽工場では、表面を削り直線や曲線模様を施したり、鏡面のように美しく磨き上げたりする「意匠性研磨」と、特殊な研磨技術を用いて本来持つステンレスの機能性を向上させたり、新たな機能を付与する「機能性研磨」を行っています。
日本製鉄(株)山口製鉄所内に拠点を置く「構内業務事業」では、鉄スクラップを溶解しステンレスを製造する業務の一端を担い、高品質なステンレス鋼板の製造を行っています。また、継続的な改善活動や課題解決に積極的に取り組んでおり、工場内の在庫管理改善に取り組んだ結果、日本製鉄(株)山口製鉄所内全体の生産効率向上を実現しました。
多様な研磨設備を活用したステンレス鋼板の製造から研磨までの一貫生産体制に加え、営業・製造を問わず全社員が課題解決に対して高い意識を持って業務に取り組む企業風土こそが、当社の最大の強みであり、誇りでもあります。
Vision今後のビジョン・ステンレスの可能性

自分でステンレスの
未来を切り開くチャンスも
現在は、ステンレス鋼材の製造・提供と研磨までが当社のサービス範囲ですが、今後は取扱い製品や加工技術の幅をさらに広げていきたいと考えています。
これまであらゆる業界においてステンレスの活用を提案してきた当社ですが、ステンレスは量産されてからまだ100年ほどしか経っていない新しい素材です。顧客はもちろん、私たち自身もまだ知らない未知の可能性を秘めています。現在はその可能性を探るべく、既存顧客とのさらなる関係強化に加え、新規顧客の獲得や新たなビジネスの発掘のために展示会への出展も積極的に行っています。
特にICカードや電子部品業界においては、当社の研磨技術のさらなる需要が見込めるため、営業チームも継続的に新規開拓を行いながら、協業企業の発掘に取り組んでいます。ステンレスを使った新たな製品の開発にも着手しています。ステンレスは鉄やアルミなど、他の金属に比べて歴史が浅い素材です。だからこそ自身の力で新たなビジネスチャンスを切り拓くことができる素材なのです。
ステンレスを通じた地域活性化も
2024年3月には、日本製鉄(株)と徳山興産(株)との三社共同で、周南市の徳山駅前に新設された複合施設「TOKUYAMA DECK」にステンレス製モニュメントなどを寄贈いたしました。
この「TOKUYAMA DECK」は、商業・宿泊・居住の3つのエリアが徳山駅前賑わい交流施設と屋上庭園でつながり、海と陸の玄関として発展してきた歴史を持つこの地域の新たなランドマークとして建設されました。徳山駅前の「にぎわい復活」への期待を込めて作られた施設です。
当社が寄贈したステンレス製品は、広場やエレベーターホールなど、人目につきやすい各所に設置されています。この取り組みが「TOKUYAMA DECK」のシンボルとして機能し、地元の地域活性化に貢献できることを心より願っております。






