いろいろなステンレスコーティング技術
2021.12.08
「ステンレスにコーティングする」といった時、皆様はどのような言葉を思い浮かべますか?
インコカラーや酸化発色、イオンプレートやチタンコーティング、クロムメッキやニッケルメッキ、さらには企業独自の名称である○○○などなど…その種類はとても多いですよね。
これでは新入社員の方やアシスタントの方々は混乱してしまうと思いませんか?
じっさい私がそうでした。ある人は○○と言いある人は△△と言い、でもじつはお二人とも同じことを言っていたのですからビックリです。
(今では良い思い出です…苦笑)
皆様も身に覚えはございませんか。ではここからステンレスに対するコーティングについて簡単に整理していきたいと思います。
まずステンレスにコーティングする、というのを「ステンレス表面に皮膜を形成する」と言い換えてみてください。
なんらかの皮膜をステンレス表面に形成するのがコーティング技術です。
そしてその皮膜には形成する方法によって種類があり、それが名称の違いになっているのです。
皮膜の種類と名称を整理したのが下の図です。
いかがでしょうか。
特に酸化発色とイオンプレートや、イオンプレートとスパッタリングは混同されやすい名称です。
STAINLESS CONSULTING 太華工業株式会社は、まずお客様の目的=お悩みを深く共有することを心がけています。
そしてその内容に応じて最適なコーティング技術をご提案し、これまで多くのお客様のお悩み解決をしてきました。
それでは、次回以降からはそれぞれのコーティング技術について少し掘り下げていきたいと思います。
「スラスラ読める!ステンレスコラム」次回以降もお楽しみに。